インターンの感想(MFさん/福岡大学3年)
投稿日時:2016/03/22◇2015年夏季
福岡大学3年 MFさん
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インターンに参加している間、常に頭の隅に置き、口に出したり思い出したりした言葉があります。それは「カウでの学びは今後につなげていく」という目標です。インターンが終わり大学の講義が再開され日常の生活に戻る中、私はこの目標実現のために、カウテレビジョン学んだ多くの気づきのうち、3つの気付きを今後の軸としました。
①「やり方よりもあり方」である
私は自分の話し方が好きではありませんでした。もっと聞き取りやすく、分かりやすく話せるはずなのに、その努力をしていない話し方だと思っていたからです。ある日このような思いを日報に書き綴ったところ、尚子さんから「上手く話そうとするのではなく、一生懸命話すことが大切だ」という素敵な言葉をいただき、「いくら上手な話し方であっても、なんのために話しているのか分からなかったら意味がない」「私は何のために話しているのか、それは共感してもらうため、何か感じてもらうためである」と実感しました。
思い返せば、話し方だけでなく、イラストであったりレポートであったり、相手に見てもらい感じてもらうことが必要なものに対して、上手く作り上げなければならないという気持ちがいつのまにか先行して、なんのためにやっているのか分からないでいることが多くありました。
WHY-HOW-WHATのうち、WHYを起点とすべきである…サイモンシネックのゴールデンサークルは、プロジェクトやゼミの企画において1つのフレームとして使っていましたが、自分自身そのフレームに落とし込んだ行動ができていなかったのだと思い知り、知っていた知識を落とし込む重要性に改めて気付きました。HOWやWHATと言ったやり方よりも、WHYと言った何のためにするのかという自分のあり方を1番目に考えること、そのために何事に対しても「なぜ?」と疑問に思うことを徹底することを自分の1つ目の軸とします。
②「自分事に落とし込む」…自分事に当事者意識を持ち、他人事を自分事として考える
私にとって、自分事に落とし込む力はカウテレビジョンのインターンにおいて最も自分の力になったものです。何かしらの物事と出会った時に今までの自分を振り返りすり合わせることで、今後に繋げることができるようになりました。自分事に当事者意識を持つことは、とても当たり前のことのように思えて実はなかなかできていないことだったので、今後も意識し続け、それによって気付きを誘発し今後の課題を発見していきます。
また、他人事を自分事として捉えることは「伝える」ために最も重要なことであるとカウテレビジョンのインターンに参加して改めて実感し、「自分が話し手であるとき聞き手に何に気付いて欲しいのか」「自分が聞き手であるとき話し手は何を意図しているのか」、これらを意識することで伝える力はぐっと向上すると気付きました。「自分からしたら相手がどう思っているかは他人事に過ぎないからどうでもいい」と思うのではなく、常に相手のことを自分事のように捉え寄り添う姿勢でいることが、自分の理解につながり、そして相手の共感にも繋がるのだと思います。
「何かを作って伝えることがしたい」という漠然とした思いを持っていた私にとって、このような学びを自分の一部にすることがギバーであるための第一歩であると思い、「自分事に落とし込む」ことを自分の2つ目の軸とします。
③「素直とは行動」…思いや考えを実行して初めて素直であると言える
今季のインターンには、6人の同期と共に取り組みました。一人ひとりの個性が強く、良い意味での化学反応を起こすことが出来た、良い仲間です。
彼らと共にインターンに参加するうち、最も自分を変えるきっかけとなったのは、畑中さんとの出会いでした。彼女と同じ日にインターンに参加したのは1日だけでしたが、彼女の前のめりに取り組む姿勢、思い立ったら直ぐに行動する力は、私にとって今までの自分のあり方を変えるほどの気付きを与えてくれました。畑中さんは、出勤後すぐに淹れたコーヒーを、クルーの方々に当たり前のように渡して回っていました。周囲を見渡し、やってみようかなと思ったことを直ぐに実行してしまう力を目の当たりにした時、「私はやってみようかなと思ったことに対して素直に行動できているのか、できていないのではないか」と自分を振り返りました。その後フィードバックをもらう中で、彼女の力はまさしく「素直とは行動」であると知り、さらに「自分の気持ちに正直に一歩踏み出す力こそがリーダーシップの基点である」と以前読んだ本に書いてあったことを思い出しました。カウテレビジョンのクレドにも、「素直とは行動」の後に「チームの進化」という言葉が続いています。私はこれについて、一人ひとりが思いや考えを直ぐに実行する素直さ、つまりリーダーシップを持つメンバーであることが、チームとして進化に繋がっていくのだと解釈しました。
カウテレビジョンにいる間に限らず、思いや考えを実行する力によって自分やチームを進化させるために、そしてそれによってよりよいものを作り上げるために、という考えは今後必要になっていくものであるとし、この「素直とは行動」という言葉を3つ目の軸します。
カウテレビジョンでのインターンシップは、私にとって経験と知識の結びつく場でした。この15日間を振り返って、今までの知識がカウテレビジョンという現場に落とし込まれることでやっと経験となり自分の一部として取り込むことができた、これからは知識と経験の結びつきによる学びを生かしていかなければならない、と実感しました。
私はインターンを終えてやっとスタートラインに立ったところです。振り返った時に、カウテレビジョンのインターンに参加した事が人生の大きな転機であったと言えるようになるには、これからここでの学びを生かしていかなければなりません。
「カウでの学びは今後に繋げていく」…今回カウテレビジョンでの気付きを基に立てた3つの軸を意識して日々生活することで、社会に貢献できる自分に進化していきます。
15日間、ありがとうございました。
カウテレビはリアリティーを重視し、社会に点在する伝わりきれていない価値を発見し “動画”という手法でどんどん世界に発信していきます。
