人間力で差別化!福岡のレンタルグリーン企業【井上熱帯園株式会社】
投稿日時:2019/07/22第1回目は、井上熱帯園株式会社の井上桂樹社長。井上熱帯園の強みと井上社長が目下取り組んでいることを伺った。

井上熱帯園株式会社は、主に観葉植物のレンタルを行っている。主力事業の一つ、レンタルグリーンは福岡市を中心に1200社との取引があり、全体の売上の8割を占める。
レンタルグリーンを設置する場所は、オフィスが一般的である。その他には、アパレル、飲食店、病院、百貨店、商業施設、ホテル、エステサロン、学校など、レンタルグリーンが導入されている業種は多岐にわたる。このように、色んな業種に入っていけるのが、レンタルグリーンの強みだという。
一方で、レンタルグリーン業界は、取り扱う商材が同業他社とあまり変わらないという特長がある。レンタルグリーンに見合う観葉植物を育てる生産者は限られており、どの企業も同じ仕入れ先になってしまう。となると、商品で差を付けることは難しい。そこで、商材の提案・製造・メンテナンス・維持管理をする社員の人間力で他社との差を付けるのだそう。
井上熱帯園の定評があるのは、商材をうまく組み合わせた提案力と社員の人間力。何よりも同業者がその提案力に驚くという。井上社長は、「みんなが日々、デザインや発想について勉強しているからこそ生まれる提案力。オフィスに合った観葉植物をコーディネートするだけでなく、壁面緑化や花の提案、アートフラワーなど幅広く提案している。福岡の同業他社さんの中ではウチが1番できるんじゃないかな」と、自社の強みについて語る。
現在、井上社長が取り組んでいることは2つある。倫理観を正しく持つことと、社員の物心両面の幸福の追求することである。そして、目下の課題は、企業規模の拡大だという。その原点には、理念の存在があった。
「わが経営を通じて わが経営が影響を与える あらゆる存在の幸せを追求しよう」というのが同社の理念である。井上社長は、理念の「あらゆる存在」の範囲を広げていかなければならないとし、企業規模を拡大する方針だ。企業規模の拡大を図る上で、より営業力の構築をしていかなければならないという。そのために、新卒採用を増やして営業を出来る状況を作り、手引書を作ってリーダーが教えていけるような環境をつくる計画だ。
また、レンタルグリーンは継続取引であるため、新規も取りつつ、既存の取引先とも長いお付き合いをしていかないと企業の拡大は見込めない。現在、継続取引の失脚率は、7~8%で推移しており、福岡の業界でナンバーワンの数値だという。この数値は、同社の取引先との関係性の良さを表している。
最後に、新入社員に向けてのメッセージを伺った。「挑戦することじゃないかな」と井上社長。「挑戦することで、ご縁が広がる。また、気付けなかった扉が開ける。仕事や目の前のことに挑戦することで色んなことが見えてくる。」井上社長が日頃社員に伝えているのは、神様は幸せをそのままはくれないということ。「幸せの種というのは、困難に似ている。自分は凡人だからと、スーパーマンになろうとしなくていい。挑戦しているうちに波乱万丈な人生になる。」井上熱帯園の提案力と人間力は、挑戦をし続けてきた賜物なのだろう。
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取材:梅崎馨菜/カウテレビジョン(2019年7月8日)
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