インターン感想(TKさん/筑紫女学園大学3年)
投稿日時:2011/10/18◇2011年夏期
筑紫女学園大学3年 TKさん
(※他のインターン生の感想はコチラ)
■ロケに同行
インターンシップ11日目!今日はがんちゃんの元気いっぱいの朝礼から始まった!言い間違えもなく、挨拶の練習の時は特に気合が入っていて、「今日も一日がんばるぞーっ」と声を張り上げて言ったがんちゃんは本当にかっこよかった!今日から新しいインターン生のなおちゃんが新たに加わった。第一印象は「しっかりしてそう!」だった。握手したときにすごく手が小さくて、かわいかった!これからたくさんお話して、仲良くなりたい!
今日一番の出来事は、社長室101のロケに同行させてもらったことだ!「たつみ寿司」の松畠社長へのインタビューで、10:30にTAKAさんと俊輔さんと出発した。会社を出てTAKAさんからロケの心得を教えていただいた。「インターン生をロケに連れて行くと、社長の話を聞くことに夢中になる学生がいるが、TAKAさんや俊輔さんの動きを見て、自分がもしインタビュアーだったら、カメラマンだったら、と思いながら、現場を見てほしい」ということだ。せっかく頂いた貴重な機会。どういう風にインタビューしているのか、撮影時の工夫はどんなところにあるのかなどを、後悔しないようにしっかりと見よう、と思った。
「たつみ寿司」さんは、カウTVのすぐ近くのバス停から2つくらいしか離れてなく、とても近かった!バスの中で、TAKAさんがなにか紙みたいなものを食べて、それを俊輔さんと私にも配ってくれた。私は紙石鹸かと思ってびっくりしたが、俊輔さんが「これ、息がいい匂いになる紙」と教えてくださった。こんなところにもしっかり気を遣っているのは流石だ!さらに、バスの中でたつみ寿司さんの資料も見せていただいた。たつみ寿司さんへ送った取材のお願いの書類と、HPから事前に調べたたつみ寿司さんの情報だ。「事前に相手の会社のことを調べた上で取材に行かないと、相手にも失礼になるし、インタビューの内容も決まらない」と俊輔さんに教えて頂いた。取材お願いの書類には、「先日のワインパーティーでは~」と書いてあり、宛名だけ変えて全ての社長に同じ文を送っているのではなく、ちゃんとその人に向けられた内容で、TAKAさんの言葉で書かれていたので、取材依頼の書類にまでしっかりと心を込めていてすごいな、と思った。
■撮影現場で見たもの
たつみ寿司さんが近づくにつれ、緊張がどんどん大きくなり、こんなので本当に大丈夫なんだろうか、という不安も募ってきて、足が震えた。とにかく、社長にしっかり挨拶しなければ!と思っていたが、挨拶の暇なく取材が始まった!まずは30分程度、TAKAさんが社長にインタビューの内容の説明と、会社設立から今に至るまでの詳しい質問し、その間俊輔さんが調理場の様子やお店の外観を撮影する。TAKAさんの「聞く姿勢」は、まさに「聞き上手の極意」十ヶ条そのままだった!社長の言葉に大きく頷きながら相槌を打ち、真剣に、時にはにこやかに、目だけではなく全身で話を聞いている、ということが見ている側にもひしひしと伝わってきた。そしてクッション言葉がすごい!お財布の中身の話になると「大変不躾な話なんですが、~」や、これは撮影後なのだが、TAKAさんが分からないお店の名前などが出てくると「すみません。私の勉強不足で、~」など、普通だったら「ちなみに」とか「へぇー、私そのお店知らないですねぇ」とか言いそうなところを、こういう言葉を遣うことで、相手の気分を害さず、むしろ「話してあげよう、教えたい」という気持ちにさせる。ときには相手の話に合わせて自分のことを話し、「私は今年39歳の厄年なんですよ。良い厄除けがあったら教えてください」などの話で笑いも交えつつの撮影前インタビューはすごく雰囲気もよく、でも真剣で、TAKAさんの聞く姿勢と撮影が始まるまでの場の温め方を学ぶことができた。
その間の俊輔さんの撮影も見せて頂いた。俊輔さんは現場に着くとすぐにテキパキとカメラの準備に取り掛かり、絶妙なカメラ位置を探して、カメラの角度も何度も見直していた。時にはカメラを頭上に持ち上げて撮影したり、かと思えばすごく低い位置にカメラを持ってきて取れる映像を確認したり、なにか作業をしている調理場の人を見つけると即座にズームしたりと、妥協せずに「良い映像を撮ろう!」という気持ちが行動の全てに現れており、その執念は本当にすごいな、と思った。
そして、いよいよ撮影だ!撮影直前、TAKAさんは「同じことを繰り返し聞いてしまいますが、あえて何も知らないフリをして聞きますので」と社長に言って、俊輔さんはぎりぎりまで場所が狭い中でカメラワークの調整を行っていた。そして、撮影が始まった!TAKAさんが本番前と違うところは、メモを取っていない、ということだ。メモを取っていないことで、終始松畠社長の目をしっかりと見て質問していた。やはり聞く姿勢は「聞き上手の極意」十ヶ条に忠実で、心の込もったインタビュー、聞く姿勢だった。
その中でも一番私が真似したい!と思った聞く姿勢は、社長が真剣な話をしている時は、TAKAさんも真剣な顔で、社長が嬉しそうに話をしている時は、TAKAさんも嬉しそうににこやかに話し、社長が苦労した時の話をしている時は、TAKAさんも苦しそうな顔をし、社長が座り直すため腰をずらすと、TAKAさんも合わせて腰をずらしていたことだ。相手に合わせる!TAKAさんのその行為はとても自然で、嫌らしさなんて全くなく、心から話を聞いているという姿勢が伝わった。私も是非真似したい!
他にも、「○○ずし」か「○○すし」などの細かい違いも正確にするために聞き取ったり、相手が言ったことをTAKAさんの言葉に直して意味を確認したり、びっくりする時は「えぇっ!」とリアクションが大きかったり、ジェスチャーもこまごましたジェスチャーではなく大きく分かりやすいジェスチャーだったり、TAKAさんの質問で相手が回答に迷ったらすぐに「例えば~」など質問を付け加えたり、社長:「○○なんです」TAKAさん:「○○?」社長:「はい。○○っていうのは~」など絶妙なタイミングで聞きなおし相手の話を引き出すテクニックがすごかったり、「たつみ寿司さんといいますと、他では見られないような創作寿司をだされていますが~」「全国に展開していらっしゃいますが~」などの相手を褒めつつ話を聞いていくことで相手に気分よく話をさせたり、TAKAさんが話を聞く時瞬きがすごく少なかったり、TAKAさんが質問途中に相手が話し出したらすぐに聞き手に回ったり、分からなかったり重要だったり明確にしたい部分はすぐに確認したり繰り返したり、相手が自分の店を謙遜しると相槌と打つことをやめすぐに「いやいや」と首を振ったり、相手の話にあわせた一定ではない頷きのリズムだったり、頷くだけではなく相手の話をまとめて「ここはまさに道場なんですね~」とまとめたり、社長がカメラに向かって話しかける時は社長の気を逸らさないため目を下に向けて頷いたり、でもその状況で社長がチラッチラッとTAKAさんを見たらTAKAさんも社長に失礼のないように目を合わせたり、著名人なお客様の話の時は「お客さんの実名を出しもいいのでしょうか?」の確認をしっかり行ったり、謝るところは「社長、失礼しました」と謝ったり、社長がソウルに出す店舗についての案を持ってきたら「ソウルに一緒に行ってインタビューしたいです」とすかさず言い次の仕事の機会を掴んだり、それに対して社長も笑って「是非しましょう!」というような関係に短時間で発展させていたり・・・TAKAさんのさまざまな聞く姿勢を見ることができた!!!
本当にTAKAさんはすごい!たくさん書いてしまったが、しっかりTAKAさんの聞く姿勢を見ることができ、学ぶこともできたと思う!TAKAさんの聞く姿勢と話す時のテクニック、俊輔さんの「絶対良い映像を撮るんだ」という執念がすごく伝わってくる、本当に言葉では表せないくらいすごい現場だった!
帰り道にTAKAさんが、緊張でガチガチだった私に「自分も最初の頃は、恥ずかしい、場違いだ、ここにいていいのか、という思いでいっぱいになったことがあった。でもそこで逃げ出さず、一流の人たちと同じ空気を吸って同じ環境にいることが大切」と言っていただいた。まさに私の感情そのままだった。とても緊張して、私がいてよかったのだろうか、と思って、もう倒れるんじゃないかと思ったが、無事取材を終えて帰ってこれて本当によかった!
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