「匣」 何と読むでしょうか?
投稿日時:2012/05/14突然ですが、問題です。
「箱、函、筥、匣、筐」
これらの漢字はそれぞれ何と読むでしょうか?

答え:ぜんぶ「はこ」と読むそうです。(写真は和菓子の鈴懸さんのお菓子が入っていた箱です)
実は最近、太宰治の「パンドラの匣」という小説を読んだんですが、
この「匣」という漢字が「箱」とどう違うのか気になって、
調べてみたんです。
すると、
「箱、函、筥、匣、筐」
全部、「何か物を入れる容器のこと」書いてありました。
つまり、「箱、函、筥、匣、筐」全部同じ意味なんですが、
昔はそれぞれ、「はこ」そのものの材質や何を入れるかによって、
使い分けられていたそうなんです。
今は全部「箱」と書くのが基本です。
それぞれの使い分けについては、WEBで調べても詳しく分かりませんでした。

(これは竹でできているので「筥」とでも書くんでしょうかね?)
文化圏によって、表現する言葉が、
1つだったり、複数だったりと違いがあり、
(エスキモーの中には雪を表現する言葉がたくさんあるそうです)
それは、その文化圏のそのものへの感性の度合いだそうです。
雨が多い日本にも、雨に関する言葉はたくさんあありますね。
五月雨、梅雨、霧雨、春雨...etc
言葉の数が多いという事は、多い分、
使用が難しくなったり、覚えるのが大変ですが、表現の幅は広がりますね。
実用性だけを考えると、
細かな意味の違いで言葉を使い分けるのは大変ですが、
それらを使い分けて、繊細な表現をしていた、
昔の文学者や歌人の人の言葉の豊富さに、改めて感心させられました。
言葉も、自分の仕事である映像も、
使える武器を増やしていってもっともっと表現力を高めていきたいと思います!
(小川雅裕/あなたのビジョンを動画にします。株式会社カウテレビジョン)
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